Googleにおける新しいデータセンターの形への取り組み
Googleでは、データセンターを世界各国に保有し運用しています。Googleのデータセンターはかなり特殊で、大きな貨物用のコンテナ船を港に停泊させ、そのコンテナ船のコンテナ内にサーバーが収容されているというもので、同時に電力を波力から補っているというものだそうです。
国内データセンターと海外データセンターの違い
国内のデータセンターは、やはり進んでいる諸外国に比べると若干お高い印象を受けますが、その安定性や品質、また近くにあることによる安心感は、諸外国のデータセンターと比較できるものではありません。
また海外のデータセンターは現地のスタッフとの会話もその国の言語でやり取りを行うため、障害などの有事の際に、海外のエンジニアに的確に障害状況を伝え、復旧までの道筋を立てるのは労力を要するものです。
それでもやはり海外のデータセンターと国内データセンターの価格差は魅力です。
上記を踏まえた上で海外を選択されるケースもありと思っています。
海外サーバーは重い?
よく海外サーバーは重い、と聞きますが、サーバーのスペックは世界的にみて大きく優劣があるとは思えません。では、どうして重いと感じるのでしょうか?
実はパソコンの処理や、ネットワークの通信はかなり高速で動作するものの、物理的な距離にも大きく影響を受けます。
ネットワークの通信は、バケツリレーに例えられる事が多いですが、大人が5人でバケツリレーをした場合と、子供が20人でバケツリレーをした場合に大人のバケツリレーが早いのは一目瞭然で、これは国内の通信と海外の通信の違いにも置き換えることができます。
海外の経路は帯域幅が細くホップ数が多いので、国内からの閲覧者からすると、重いと感じてしまうのです。
従って、日本からみて距離的に近いアジア(シンガポールやマレーシア)などのデータセンターは選択肢として十分有効で、最近は国内の企業の進出も進んでいるようです。